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治療する歯科医院ではなく…

予防する歯科医院でありたい…

Dr.メッセージ

ごあいさつ

こんにちは。院長の山下洋史(やましたひろし)です。

私は、一般家庭の生まれで、幼いころは虫歯が多く、歯医者にいつも通っていました。本当に苦労しました。

その頃の嫌な思い出は今も脳裏に焼き付いています。

自分が悪いのは分かっていましたが、それでもすごく痛いし、先生は恐いし、歯医者は本当に嫌いでした。

Profile

山下洋史(やましたひろし)

​宮崎県出身

1999年 神奈川歯科大学卒業

2008年 フェリーチェデンタルクリニック開業

Astra Tech Implants System certificated
国際デンタルアカデミー 3days Course certificated
Systematic Endodontics Course certificated

歯科院内感染予防対策研修会etc…

認定・修了等

私は、過去の苦い経験から、「予防中心の歯科医院」にすることが一番だと思っています。

つまり、虫歯や歯周病を、もとから発生しにくいようにしてやろうと。

​例えば、虫歯ができなければ、痛い思いをすることなんてないし、麻酔や削る機会がそもそもないわけです。

​歯周病の進行を抑えれば、歯を抜く機会も減ります。または、抜かずに済みます。

治療のために歯医者に通う方には、「予防歯科」の効果がイメージしにくいかもしれませんが、

「防犯」や「防災」と考え方は同じです。

「被害にあってから対処する」のではなく、「被害を抑えるように事前に準備しておく」ということです。

あるデータでは、将来の虫歯の発生や歯の残存数に、2~3倍ほどの差がでるという結果が出ています。

詳細は予防歯科のページをご覧ください。

​そして、これから先、できるだけ治療せずに歯を残したいと考えている方は、一緒に予防してみませんか?

​スタッフ一同、歯の保存のため、未来の健康のために尽力していきたいと思いますので、

​どうぞ末永くよろしくお願いいたします。

​開業までの道のり

私は、1999年に歯科医師免許を取得してから、勤務医として経験を積み開業するまで、いくつかの地域で様々な患者さんを診療させていただきました。

一般的な町医者もあれば、芸能関係者が来院されるような歯科医院もありました。また、訪問診療に携わり、老人ホームや寝たきりの個人宅に伺うこともありました。

とくに訪問診療では、介護従事者や入居者、そのご家族の苦労をよく知ることができました。

今思い返してみても、歯を残すことの重要性を、心底思い知らされた期間であったと思います。

​歯の有無で、介護レベルが大きく違っていたからです。

当然、歯が多く残っていた方が、食事をしっかり摂れて、多少体が不自由でもお元気な方が多かったです。会話もしっかりできる方が多いので、よく戦中戦後の苦労話を聞いていた記憶があります。

それに対して、歯が少ない、もしくは総入れ歯だった方は、

ほぼ形のない液体に近い食事しか摂取できず、認知症でコミュニケーションの取れない方が多かったです。

そして、お世話をする介護従事者やご家族の方々が大変な思いをされている様子をよく目にしていました。

全員がそういうわけではないのですが、傾向は明らかでした。

実際に、歯の残存数と認知症の相関性を示したデータがあり、

東北大学の研究では、高齢者で健常者の歯の残存数は平均14.9本、認知症またはその疑いがあると平均9.4本だったそうです。

神奈川歯科大学の研究では、歯の残存数が20本以上の人と比較して、歯がなくて入れ歯も入れていない人は、認知症のリスクが1.9倍

良く咬んで食事ができる人と比較して、あまり咬めない人は、認知症のリスクが1.5倍と報告しています。

そして、個々の「歯への意識の低さ」が、将来本人の不利益だけでなく、認知症という形でご家族や関係者にまで多大な苦労をさせてしまうことに繋がる、ということを痛感しました。

私自身も、認知症の方の診療や、ご家族、関係者への対応に苦慮した結果、

あることを強く考えはじめました。

若いころから「痛くなければ平気、悪くなるまで放置→治療」を繰り返し、歯を失い、「認知症→自己管理できずさらに悪化」という最悪の結末をなんとかできないものか。

できる限り認知症を未然に防げないか、と考えたわけです。

脳科学レベルのことはできませんが、歯を保存して認知症のリスクを抑えることはできそうです。

こうして、若いうちからなんとか「予防」してもらおうと思い、開業に至りました。

しかし・・・現実は厳しいですね。私の力不足もあって現在でも予防より治療の方が多いです。

でも確実に予防で来院される患者さんは増えています!

今でも予防中心の歯科医院目指して、日々奮闘中です。

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